M5 MacBook Air 24GBを買ったけど、僕にはオーバースペックだった|手放すことにした理由

M5 MacBook Air 15インチ(M5・24GB・1TB)を実際に使い、性能に不満はないものの、M2 Pro Mac miniを母艦にした現在の運用ではオーバースペックと判断して手放す理由を整理します。

この記事で分かること

  • M5 MacBook Airの性能ではなく、自分の運用とのミスマッチで手放す判断をした理由
  • M2 Pro Mac miniを母艦にしてからMacBookの役割が変わった経緯
  • 高性能なMacBookが向いている用途と、端末を役割から選ぶ考え方

M5 MacBook Air 24GBを実際に使った結果、手放すことにしました。

理由は、性能に不満があったからではありません。ChatGPTやCodexを使った開発、ブラウザ作業、SSH、ローカルLLMまで快適に使えていました。

それでも売却を決めたのは、M2 Pro Mac miniを自宅の母艦として常設したことで、MacBook Airに高い処理性能を求める場面が少なくなったからです。

この記事で伝えたいのは、「M5 MacBook Airがオーバースペック」ということではありません。自分の現在の使い方にはオーバースペックだったという実体験です。

この記事の前提

製品の優劣を決める記事ではありません。購入後に自分の作業環境が変わり、MacBookに求める役割も変わったため、機材構成を見直した記録です。

使っていたM5 MacBook Air

使っていたのは、15インチのM5 MacBook Airです。

項目 構成
製品 MacBook Air 15インチ
チップ Apple M5
ユニファイドメモリ 24GB
SSD 1TB
カラー ミッドナイト

購入時は、普段使いだけでなく、開発、AI、ローカルLLMまで幅広く使うつもりでした。そのため、あとからメモリやストレージで困りにくいように、24GBメモリと1TB SSDを選びました。

購入した時点では、余裕のある構成を選ぶ判断に納得していました。高性能だから失敗したのではなく、その後に自分の使い方と機材の役割分担が変わりました。

性能には不満がなかった

M5 MacBook Airを使っていて、処理性能が足りないと感じたことが売却理由になったわけではありません。

ブラウザで複数のタブを開き、ChatGPTやCodexを使いながら開発する普段の作業は問題なく進められました。手元ではOllamaを使い、Qwen3 4B、8B、14Bも実際に動かしています。

薄型のMacBook Airでここまでできる点には満足していました。だからこそ、製品への不満ではなく、「この性能を自分はどこで使っているか」を考え直すことになりました。

実際に何に使っていたか

MacBook Airで日常的に使っていたものは次のとおりです。

  • ChatGPT
  • Codex
  • Chromeなどのブラウザ
  • GitHub
  • Termius
  • SSH
  • Webアプリの表示確認
  • 軽いローカルLLM

どれも自分にとって大切な用途です。ただし、現在の使い方では、M5チップ、24GBメモリ、1TB SSDの能力を継続的に必要とする作業は多くありませんでした。

高性能なMacを持っている安心感はあります。一方で、実際の作業がブラウザ、テキスト中心の開発、SSHによる遠隔操作へ寄ると、持ち出し端末に必要な性能は下がります。

M2 Pro Mac miniを母艦にするようになった

使い方が変わった大きな理由は、M2 Pro Mac mini 32GBを自宅サーバーとして常設したことです。

Mac mini側では、次の処理を動かしています。

  • OllamaとQwen3
  • Docker系サービス
  • 自動バックアップ
  • ファイル管理
  • その他のサーバー系処理

詳しい構成は、M2 Pro Mac miniを自宅サーバー化してiPhoneから遠隔管理する環境にまとめています。

以前はMacBook単体で処理することを想定していました。しかしMac miniを常設してからは、重い処理や常時動かしたい処理をMac miniへ寄せるようになりました。

重い処理・常時稼働
  → M2 Pro Mac mini

操作・確認・持ち出し
  → MacBook Air / iPhone

この役割分担が定着すると、MacBook Airは高性能な処理機というより、Mac miniへ接続して操作する端末になりました。

MacBookが操作端末になった

外出先や別の部屋からMac miniを使うときは、TermiusやSSHで接続します。コードやサーバーの状態を確認し、必要な操作をMac mini側で実行する形です。

WebアプリはMacBook Airのブラウザで表示を確認しますが、裏側のサービスはMac miniで動いています。GitHubやChatGPTもブラウザ中心です。

この運用では、MacBook Air側に大きな処理を任せる場面が減ります。MacBook Airの性能が低いから処理を逃がしたのではなく、常設できるMac miniへ処理をまとめた方が、自分の作業の流れに合っていました。

結果として、MacBook Airに求めるものは次のように変わりました。

以前に想定していた役割 現在の主な役割
開発処理をMacBook単体で完結 Codexやブラウザで操作・確認
ローカルLLMをMacBookで実行 Mac mini上のOllamaを利用
DockerなどもMacBookで動かす サーバー系処理はMac miniへ集約
高性能な持ち出し用メイン機 母艦へ接続する持ち出し端末

ローカルLLMも動くが、Mac mini側で足りていた

M5 MacBook Air 24GBでは、Qwen3 4B、8B、14Bを実際に動かしました。詳しい条件と結果は、M5 MacBook Air 24GBでQwen3 4B・8B・14Bを実測した記事で確認できます。

M5 MacBook Air 24GBでQwen3 8Bを実行した計測結果とActivity Monitorのメモリ状態
M5 MacBook Air 24GBでQwen3 8Bを動かした実測例。ローカルLLMを実行できないことが売却理由ではありません。

一方、現在はM2 Pro Mac miniでもQwen3 8Bと14Bを使っています。Mac mini側の実測は、M2 Pro Mac mini 32GBでQwen3 8B・14Bを実測した記事にまとめました。

この2記事はプロンプトやContextなどの測定条件が異なります。そのため、数値を並べて「M2 Proの方が速い」「M5より何倍速い」と判断できる比較ではありません。

どちらも自分の用途ではローカルLLMを動かせました。そのうえで、持ち運ぶMacBookでも同じ役割を持つ必要があるかを考えると、常設したMac mini側で足りる場面が多くなりました。

高性能MacBookが必要な人

自分には役割が重複しましたが、高性能なMacBookが向いている使い方はあります。

  • MacBook単体で仕事を完結させたい
  • 外出先やオフライン環境でローカルLLMを使いたい
  • Xcodeを使った開発をMacBook上で本格的に行う
  • Dockerなどの開発環境をMacBook側で動かす
  • 動画編集や画像処理を行う
  • 多数のアプリを同時に開いて作業する
  • 母艦になる別のMacやサーバーを持っていない

このような用途では、メモリやストレージに余裕のあるMacBookは、作業を1台で完結させるための有力な選択肢です。

M5 MacBook Airが不要なのではありません。自分の現在のシステム構成では、Mac miniとMacBook Airの役割が重なったことが判断の中心です。

なぜ自分にはオーバースペックだったのか

理由を整理すると、単純に「軽い作業しかしていなかった」だけではありません。

  1. 購入後にM2 Pro Mac miniを常設した
  2. ローカルLLMやサーバー処理をMac miniへ寄せた
  3. MacBook Airではブラウザ、Codex、ChatGPT、SSHが中心になった
  4. M5、24GB、1TBを必要とする場面が減った
  5. 持ち出し端末に求める役割を見直した

つまり、購入時の想定と現在の運用が変わったことによるミスマッチです。

スペックは高いほど安心ですが、高い性能を使う役割が別の端末へ移れば、その価値を活かす場面も減ります。機材を単体の性能だけで比べず、システム全体で何を担当させるかを考えるようになりました。

Mac mini+軽い持ち出し端末という考え方

今後は、Mac miniを母艦として維持し、持ち出し端末をより軽い構成にすることを検討しています。

候補の一つが、Mac miniとiPad Air、Magic Keyboardを組み合わせる構成です。現在MacBook Airで行っているブラウザ、ChatGPT、SSH、確認作業の一部は、この構成でも成立する可能性があります。

ただし、iPadでMacBookを完全に置き換えられるとは考えていません。iPadOSとmacOSでは、使えるアプリ、ファイル操作、開発環境、ウィンドウ操作などに違いがあります。

自分の現在の用途で本当に成立するかは、実際に試して判断します。軽さだけを優先して、必要な作業ができなくなれば本末転倒です。

端末は役割から選ぶ

母艦がない人と、常設のMac miniを持つ人では、MacBookに必要な性能が変わります。単体スペックではなく、手元の機材全体で役割を考えることが大切でした。

まとめ

M5 MacBook Air 24GBは、開発、普段使い、ローカルLLMまで幅広く使えるMacでした。性能面で不満があり、買って失敗したと感じたわけではありません。

手放すことにした理由は、M2 Pro Mac miniを母艦にしたことで、重い処理と常時稼働する処理をMac miniへ寄せるようになったからです。MacBook Airの用途はChatGPT、Codex、ブラウザ、GitHub、SSHなどが中心となり、高い性能を使う機会が減りました。

高性能なMacBookが必要かどうかは、スペック表だけでは決まりません。MacBook単体で完結したいのか、別の母艦があるのか、外出先で何をするのかによって適切な構成は変わります。

自分の場合は、M5 MacBook Airがオーバースペックなのではなく、現在の役割分担にはオーバースペックでした。これからはMac miniを母艦にしながら、持ち出し端末に本当に必要な機能と性能を試していきます。